こんにちは、いちのせまりです。
娘が生まれた時にとくにこだわりもなくひな人形選びをしたつもりだったのですが、ブロガー喫茶ぽてこでひな人形の話をしたらけっこうこだわり派だったことがわかったので、今さらながら記事にすることにしました。
さらにブロガー喫茶の「西のこだわり派」TsumuRiさんもおひなさまとの出会いと愛を熱く語ってくれています↓↓
おひなさま自慢大会開催だーーーー!!!
そんなわけでこの記事は、私いちのせまりが我が家で購入したひな人形の気に入っているところをただひたすらあげていくという完全に私得な記事となっております。
- 収納飾りのおひなさまってどんなのか見てみたい
- 製造卸のお店でひな人形を買った話を聞きたい
- いちのせまりのひな人形ノロケを聞いてくれる時間と心の余裕がある
そんな方はお付き合いください♡
我が家のひな人形選びのポイント
お雛様を選ぶ際に気にかけていたのは以下の3点。
- 収納飾り
- ゴテゴテしないシンプルな色づかい
- 人形の顔が好みであること
娘の初節句は家を建てた後のことだったので、収納場所に困って、というよりは息子の兜とのバランスを考えてサイズを決めました。人形ものの方が値が張るので、予算はやや娘の方が高めです。
そんな我が家のおひなさまがこちら。
(脇に置いてあるひめごころという名前のいちごマシュマロ、超おいしいのでおすすめ!)(関係ない情報)
漆塗りの飾り台に、金屏風とぼんぼり。
桜橘と簡略化された小物類を飾るだけなので、飾り付けには20分ほどしかかかりません。よしやるぞと思ったら飾れる気軽さ、大事。
飾りやすくしまいやすい「収納飾り」をセレクト
大きな段ボールを開け、飾り台の蓋を取ったところ。
おひなさまを並べている飾り台の下に道具と人形はしまっておけます。
飾っている間はこの台の中に空箱を入れっぱなしにしているので、しまう時はまたこの中に収めるように回収していけばひな人形の片付け完了。
節句人形は「出す・しまう」の作業がとにかく心理的ハードルが高い(めんどくさがりなだけ)ので、収納飾りは私にぴったりでした。
屏風が金色だったのは結果的に大正解だった
もともとシックな色づかいの方が好みで、おひなさまもその基準で選んでいたのですが、「これがいい!」と思った人形にはこの金屏風がセットだと言われ……正直そこは不満でした。
ところが、飾ってみたらあら不思議!
室内の照明やわずかな日光を映して、人形の顔を絶妙に華やかにしてくれるんです。
飾り台の色がやや赤みのある溜色なので、派手になりすぎずとっても素敵♡
お顔自慢♡うちのおひなさまはとにかく美男美女なんだ
さて、私が一目ぼれしたおひなさまのお顔です。
今どきのおひなさまらしく二重さんなんですけど、くっきりラインじゃなくて、やや重ためなところがポイント。
これがぱっちりしすぎているとリカちゃん人形っぽくなるし、切れ長すぎてもきつい印象になるので、この優しげかつ凛としたお顔がすごーーーーーく気に入っています(個人の感想です)
最近のひな人形は髪も瞳も真っ黒ではなく、すこし茶を混ぜてやわらかい雰囲気になっているようですね。
はいきた、私好みの薄い顔のイケメン♡
あんたの男の好みはどうでもいいのよ
お内裏様はおひなさまと比べるとスッキリした目元をしています。
お着物はこの写真だと青系に見えますが、実際は深緑の地に緑と金の刺繍が入っています。おひなさま2体が並んだ時に対となる色合わせなところも気に入っています。
あとこの烏帽子の紐が男振りを上げていると思うんですよね。御小道具って箱の中で随一のナイス装備、ありがとう烏帽子。
ひな人形は製造卸で購入しました
事前準備:ショッピングモールで人形の下見
ここまででおわかりいただけるように、我が家の節句人形選びは私まりが主動です。
もともと私は売り場で好みの顔立ちのぬいぐるみを選び抜いて購入するタイプなので、「直接お顔を見てから決めたい!」という思いは譲れませんでした。
夫に私好みのおひなさまの特徴を伝えるために、ショッピングモールでひな人形を下見しました。
人間って興味のない知識は教えられても抜けていくものなので、あちこちのショッピングモールへ行くたびに「あ!〇階でおひなさま売ってる!ちょっと見に行ってもいい??」とNOとは言わせないオーラを背負いつつ誘ったものです。
圧がつよい
人形のふるさと埼玉県鴻巣市の「広田屋」で購入
年も明けていよいよ娘の初節句も間近になり、「いざ買うぞ!」となって向かったのは埼玉県鴻巣市の広田屋。
埼玉には岩槻市をはじめ、人形製造をうたう街がいくつかあるのですが、広田屋はそのひとつ鴻巣市で一番大きなお店です。
息子の兜をこちらで購入していることもあり、「ひな人形を買うなら広田屋へ行くか」と夫婦どちらも思っていました。
お顔にこだわり、とはいっても「絶対二重!着物は何色で○○○は……」のような細かい指定はなかったので、実は店舗はここしか見ていません。
ここでときめく出会いがなければ他の店舗へ行くか、と思っていたら、素敵なおひなさまと出会えたのでその場で購入となりました。
母がしてくれたことを娘にも。おひなさまは母娘の思い出になる
私自身のおひなさまは7段飾りの衣装着人形だった
私がひな人形にこだわったポイントの基礎というか根底にあるのは、やはり「自分のおひなさま」。
7段飾りの衣装着のおひなさまを毎年見て育ったので、おひなさまとはこういうものだと思っていたし、木目込み人形などの他のタイプのおひなさまはどうもしっくりきませんでした。
そして、毎年飾る母の姿を見ていたので、飾り付けが大変になるおひなさまは避けたいなとも思いました。
スペース的にも根性的にも私に7段飾りは無理
結婚する年に母と一緒に飾ったおひなさま
そんな実家の7段飾りは、成人するまでは母が毎年飾ってくれていました。(母さんありがとう、巣立ってわかる母のありがたさよ)
20歳を過ぎてからは隔年ペースで飾られるようになり、嫁ぐ年に「最後に飾ろうね」と言って一緒におひなさまを出しました。
段ボール箱を出している時はとくに何も考えず、なんならちょっとめんどうだなと思いながらひな壇を組んだものですが、いざ飾り終えてみると「ああこの家で迎えるひな祭りはこれで最後なんだなぁ」と感慨深かったものです。
おひなさまは母娘の思い出になる
どんなお顔だったら子供が怖がらないかな。
この子はどんな色が好きになるのかな。
大きくなったら一緒に飾ったりできるかな。
おひなさまを箱から出すたび、購入した時の気持ちがよみがえります。来年もその先も、桃の節句がくるたびに、娘が生まれた年の気持ちを思い出すきっかけになってくれることでしょう。
こうして我が家のおひなさま選びを振り返ってみると、これは「娘のため」ではなく「私のため」のおひなさま選びだったのかもしれないなぁと思いました。
娘の健やかな成長とともに毎年思い出を刻んでいくその人形を、私の好みとこだわりで選ばせてくれた家族に感謝の気持ちでいっぱいです。
しつこい私に付き合ってくれた夫、お祝いをくれたじぃじばぁば、みんなありがとう!
嫁ぐ娘と一緒にひな人形を飾ったあの日の母の気持ちを考えると、しんみりと切なくありがたく感じます。
ようやく会話ができるようになった幼い娘もいつかそんな日を迎えるかと思うと、きたるべきその日まで、おひなさまを飾って一緒にお祝いをしようと母ちゃんは毎年決意を新たにするのです。
(ま、まだまだ先の話だけどね!)