手間があまりかからない育て方として人気のハイドロカルチャー。
基本的には水やりのみのお世話なのですが、半年〜1年を目安に植え替えが必要な場合があります。
- 植物の生長にともなう鉢のサイズアップ
- 根腐れ防止剤の入れ替え
「植え替え」ときくと面倒な感じがしますが、ハイドロカルチャーの植え替え作業はとっても簡単!
一般的な鉢植えよりも気軽に行えるので、その手順をご紹介します。
ハイドロカルチャーの植え替えで用意するもの
- 根腐れ防止剤
- ハイドロカルチャー用土
- ひとまわり大きい容器(サイズアップする場合)
- 汚れてOKなバケツなど
根腐れ防止剤
「根腐れ防止」の記載のあるゼオライトや、ミリオンA。
1回の植え付けに使用するのは少量なので、一番小さいパックで十分だと思います。
水質循環を行いながら栄養も与えるイオン交換樹脂栄養剤。
最初の植え付けと同じものでOKですが、この機に違うものを試すこともできます。
交換頻度をできるだけ伸ばしたい(ズボラ)ので、私はミリオンA派。
ハイドロカルチャー用土
ハイドロボール、カラーゼオライト、カラーサンドなど、ハイドロカルチャーに適したものを用意しましょう。
こちらも最初の植え付けと同じでもOKだし、他の用土へ変更することもできます。
今回は、ハイドロボールに植え付けていたドングリを植え替えたかったので、新しくダイソーでカラーゼオライトを購入しました。
ダイソーのカラーゼオライトは大粒と小粒の2種類があり、カラーは
- ホワイト
- ブルー
- オレンジ
- ピンク
- グリーン
の5色を確認できました。
購入したのはホワイトとブルー。
ハイドロカルチャーを植え替えてみよう!
発芽から半年ほどのドングリ。
ずっとハイドロボール+液肥で育ててきました。
発育は問題ないのですが、ハイドロボールに白い付着物が目立ってきたので、カラーゼオライトに植え替えることにしました。
1.苗を容器から取り出す
汚れてもかまわないバケツなどの容器に、苗を取り出します。
株本を手で支えながら、やさしく鉢から出しましょう。
根っこの乾燥を防ぐために、苗をゆすらず、そのままバケツに置いておくことがポイント。
取り出したらそのまま置いておいて、植え替え先の容器の準備をしてしまいます。
根腐れ防止剤の交換などが目的で同じ容器に植え替えたい場合は、このタイミングで容器を洗っておきます。
2.容器に植え付け準備をする
植え替え先の容器に根腐れ防止剤を敷きます。
今回はミリオンAを使用。
鉢底が見えなくなるくらいが目安です。
パッケージ裏の説明通りに容器の1/4までカラーゼオライトを敷きます。
カラーゼオライトを敷いたところ。
ガラスなどの透明な容器の場合は色味のバランスを見ながら入れるといいと思います。
こういうののセンスがいい人をホント尊敬する。配色むずかしい…
3.苗の根を洗う
バケツに置いておいた苗を取り出します。
それまで使っていた用土は不要なので、取り除きましょう。
ハイドロボールは根に絡まりにくいので、株本を揺するだけで大半は取り除けると思います。
だいたい取り除いたら、さっと水で洗います。
植え替えの場合は土植えの苗ほどしっかり洗う必要はありません。
ただ、用土の種類を変更する場合はできるだけ以前のものは取り除くようにします。
根を傷めないように、ゆっくり!やさしく!
4.植え付ける
容器の1/4に敷いたカラーゼオライトの上に、洗った苗を置きます。
この時、容器の正面が決まっている場合(柄つきのグラスとか)は、植物の見せたい角度と容器を合わせるのを忘れずに!
苗の根元~茎のあたりを軽く指で支えながら、カラーゼオライトを注いでいきます。
私は袋から直接注ぎましたが、小さめのスコップなどを使うとより丁寧に入れられると思います。
、
ある程度ゼオライトが入ってくると、手を離しても苗は倒れません。
この段階で細かな角度調整をすることもできます。
最終的に容器の7~8割くらいまでカラーゼオライトを注げば植え付け完了です。
5.水をやる
新しい容器への植え付けが完了したら、水やりをしましょう。
容器の1/4ほどまで水を注ぎ、様子を見ます。
植え替え後すぐは用土が水を吸い上げるので、しばらく置いて水を追加してあげるといいでしょう。
私は直後に水やり→片付け→追加で水やりという流れでやりました。
環境が変わると植物が弱ってしまうこともあるので、植え替え後1週間くらいは注意しながら様子を見てあげるといいです。
ハイドロボールとカラーゼオライトを比較してみた
我が家には同じ大きさのガラスのグラスに2苗のドングリを植えています。
今回植え替えをしたので、ひとつはカラーゼオライトになりました。
左がカラーゼオライト。
右はもともと植えていたハイドロボールです。
ハイドロボールとカラーゼオライト、並べてみると印象がぜんぜん違いますよね。
どちらがいいかは植物の種類にもよるし、インテリアのテイストにもよると思います。
体感的にはハイドロボールの方が水分量がわかりやすいような気がしますが、これは慣れればクリアできる問題なのでなんとかなります。
要するに、好みの問題。
おわりに
ハイドロカルチャーの用土は植物の根に絡みにくいので、植え替え作業はとっても簡単です。
カラーゼオライトなどの鮮やかな色を取り入れて、インテリアとして楽しめるのもハイドロカルチャーの魅力。
ぜひ気軽に植え替えに挑戦してみてくださいね!
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